同性愛、離婚への寛容表現削除 バチカン司教会議が報告書
2014.10.19【ローマ共同】
ローマ法王庁(バチカン)で開かれた「世界代表司教会議」の臨時総会は18日、2週間の協議を総括した最終報告書を発表した。先に公表した暫定報告書にあった同性愛者や離婚した信者への「寛容姿勢」を求める表現が削除され、同性婚や離婚をタブーとするカトリック教会の基本姿勢を維持する内容となった。
同性婚や離婚をめぐり教会内部で、現実社会に合わせた柔軟な対応を求める改革派と、教義に厳格な保守派との根深い対立があることがあらためて浮き彫りになった。
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個人的には、極めて残念なニュース。
日本でカトリック信者となれば離婚のときどれほど大変な思いをするか、カトリック信者でない方はご存知ないことですが、いわゆる「法律婚(日本の戸籍制度にのっとった法律上認められる婚姻)」を、協議・調停・裁判等行ったうえで、法的手続きにのっとり戸籍を書き換えるのが離婚ですが、
カトリック信者は、さらに「宗教裁判」を受けなければなりません。
日本では、東京都豊島区目白に宗教裁判を開くことのできる場が一ヶ所だけあります。
法律の決定をそのまま受け入れず、あらためて判断を下されるのが宗教裁判です。
さらに、
同性愛者に対する偏見をいつまで続けるというのでしょうか。
いつまで、同性愛者と小児愛を同じ「変態」というくくりで語るのでしょう。小児愛は許されざるものです。私自身は無宗教ですが、偉大なる神が存在するのであれば、男女にかかわらず広く愛を受け入れてくださるのではないかと残念に思います。
キリスト教、イスラム教はじめさまざまな宗教が世界にありますが、宗教ではなく「神道」は受容する力が大きいと、こういったニュースに触れるたびに感じます。
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