家庭内別居の増加『週刊ポスト』
発売中の『週刊ポスト』から「家庭内別居」にかかわる取材を受け、コメント出しています。
寝室を分け、食事は別、報告連絡以外の会話のないご夫婦は多くいらっしゃいます。報告連絡すらメールやメモだったり…
以下、週刊誌記事内容とは異なりますが、正直な私の感想としてはーーー
寝室を分け、食事は別、報告連絡以外の会話のないご夫婦なのに、妻は「生活費月⚪︎十万円もらって当然」て顔をしてお礼も言わない。方や夫は「妻は子供の母親だから、子育てはすべて任せて当然」て顔をして、問題が起こると不快感を表す。
ご夫婦のトラブルを3万組以上見てきて、修復を望む方々には、まず「ありがとう」という「音」を出してくださいねと伝えてきました。
何年も何十年も使わなかった言葉は、まず「音」だけでも出していただきたい。いきなり「心」を込めることを要求すると「なぜ自分だけが!」と、パニックを起こしかねませんから。
そうして、そこから一歩ずつ夫婦関係を修復なさった方もありますし、関係を解消すると決めた方もいらっしゃいます。
一組の夫婦は、死別か離別によって、いずれ「さようなら」の時を迎えます。それまでにいくつの「ありがとう」を伝えることができるでしょう。
将来、夫婦を離別か死別かいずれで終えるかは、ご自身が行うことのできる選択です。いずれの選択をなさっても私はあなたを責めることはしません。
ご自身の肉体が滅びるとき、「ありがとう」と声をかけあうことのできる相手と一緒にいるか、一人きりで亡くなるか、相手を悪し様に罵る人と一緒にいるか、それもまた選択です。
ただただ心穏やかにお過ごしいただけるよう願うのみです。
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