「母の呪い」は・・・
この20年あまり、たくさんの方々のご相談をお受けしてきました。それは女性だけではありません、男性からのご相談もありました。
ご家族間での混乱、葛藤。ご夫婦の間での苦しみ、子育てを行うなかで私は子供にきちんと対応できていないと涙される方もありました。男性も女性も。
ご相談のとき、さまざまお話をお伺いするなかで、「あなたはどのようなお母様に育てられましたか」と尋ねることがあります。みなさま、さまざまにお母様についてお話しくださいます。
「私は長女だからと、ひとつ妹よりずっと厳しく躾けられました。たった一歳年上というだけなのに母は私に完璧な長女を望んでいました。母は妹ばかりかわいがって私を憎く思っていたのかもしれません」
「母は近所でも有名な美人でおしゃれな人でした。いつもきれいにお化粧してお洋服もしゃれていました。でも私は父に顔が似ていてあまりきれいではない、、、そんな私の顔を見て母はいつも『なんで私に似なかったのかしらね』とためいきをついていました」
「母はいつも緊張していました。同居していたおばあちゃんとの折り合いがよくなかったのでしょう。台所で母が誤ってお皿を割るといつも私のせいにされました。おばあちゃんから叱られたくなかったんでしょうね。子供心にもそれがわかっていて、私がいつもおばあちゃんに謝りました」
「母は私に勉強するようにと言いました。自分が高校しか卒業していなくて人からばかにされるから、あなたは勉強しなさいと言われ、テストの成績が悪いと鉛筆を手の平に押し付けられました。今でも手の平に鉛筆の芯の後があります」
「母は、私が小学生のとき男の子からモテると怒っていました。ふたことめには『あんたはイヤラシイ女』と言われてすごく嫌でした。年頃になって胸がふくらむと母は『イヤラシイ女』と言いました。悲しくてつらくて、女なんかに生まれなければよかったと思いました」
ご相談の中で、彼女たちはさまざまに自分の母親を語ります。
けして、いわゆる「ひどい母親」ばかりではありません。
「母は、私がいつも人から好かれるようにと、可愛い洋服を縫って着せてくれましたし、友だちがくると手作りのおやつを準備してくれていました」
「母は私のことが大好きだと言います。30歳を超えた今でも私のことが大好きだから、どこに行くのも一緒です。休日には母とショッピングに出かけますし、2ヶ月に一度は母が旅費を出してくれて旅行しています。年2回は海外旅行です」
「母は結婚したことを後悔しているようです。でも私が生まれたから結婚してよかったと言いますが、私には、結婚なんてしないで、男は信用できないからずっと母と一緒に暮らしましょうと言われています」
ーーーー彼女たちにかかっている『母の呪い』。
そのことにご相談の中で気付き、いままで心配性の母だからと思っていたことが束縛であり強固なコントロールだったと気付いていく方もいらっしゃいます。
それは、
独身の女性だけでなく、結婚し妻となり今の夫婦関係に困っている方も、母親となり子育てに悩んでいる方も同じです。彼女たちにはいずれも『母の呪い』がかかっています。
私の大切な友人であり、ともに『母の呪い』について考えてきた麻生マリ子さんが、次の記事を書いていらっしゃいます。ぜひご一読ください。
●安藤美姫さん、福原愛さん、宮沢りえさん…「ステージママ」の娘たちの苦悩
●「母の呪い」をかけられた女性はどう自分を再構築したらよいのか
記事はこちら
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20150119/198583/?P=1&ST=life&n_cid=nbpwol_else
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