不倫を繰り返す「スリラー女子」
男女関係や家族問題のご相談をお受けしてきて思うことですが、既婚男性との不倫を繰り返す女性には特性があります。
不倫を繰り返す彼女たちを「スリラー女子」と名付けました。
彼女たちは「結婚」を望んではいないということです。なかには、いわゆる「略奪婚」をしてしまう女性もありますが、残念ながら、結婚という「安定」を手に入れたときから「不安定」となり、喧嘩を繰り返した挙げ句離婚となってしまい、手に入れたはずの彼を元妻のもとへ返してしまう女性すら見受けられます。
彼女たちが求めているのは、結婚という安定ではなく、
「この不倫がバレてしまうと大変なことになる」というスリルであったり、彼との関係性においてドキドキ感が継続することであったり、彼が妻に対しては行わない過剰なサービスの連続であったりーーーそのサービスを受け続けるためには「妻」となってはならない「愛人」のままでいなければならない、愛人であり不倫相手だからこそ彼女はいつも彼にとって一番サービスされる存在であると感じます。
正妻ではなく愛人であるということは、一番ではなく二番手、三番手のはずなのに、プレゼントを受け取ったり、彼の家族には内緒で旅行することによって一番大切にされていると彼女は感じますし、クリスマスやお正月といった特別な日を一緒に過ごすことができないからこそ彼にとって私は特別な存在であると感じる、ある種の自己矛盾を抱えているともいえます。
ときに破滅的でさえあります。
彼を愛しすぎているがゆえに、破壊してしまいたい衝動にかられる不倫女性もあります。さまざまな意味での「ドキドキ感」を持ち続けたいと望みます。その衝動がどこから来るのか、彼女自身にも分かりません。彼女の母親が厳格すぎたから? 幼児体験から来るなにかがあるから? それは彼女にも分かりませんが、とにかく、ドキドキしていたいと望みます。
ずっと継続するドキドキ感を求め続ける彼女たちを「スリラー女子」と名付けましたが、
ドキドキ感を求め続ける彼女が彼と二人きりの関係においてのみ存在している場合は、単体としての「スリラー女子」ですが、不倫相手男性との関係が穏やかかといえば、そうではありません。彼女らと不倫している男性のなかには、「もう不倫をやめたい別れようと伝えると包丁を持ち出したり、怒鳴りつけて怒り出すため、怖くて別れることができない」とおっしゃる方もあります。
また、彼の職場や彼の社会性を脅かす場合の彼女の存在は極めて危険ですし、彼の妻や子どもにスリラー女子が接近してくうる場合もあります。
彼女自身が「スリラー女子」であるとともに、彼の家族にとっても「スリラー女子」という存在です。
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