*

浮気適正年齢は25歳までと45歳以上

公開日: : 最終更新日:2015/06/28 ガール・パワー, ブログ, 恋愛と結婚と離婚

もちろん、浮気や不倫をお勧めするものではありません。
生涯一人の人を愛し続け、脇目もふらず配偶者のみとセックスすることができれば、それは理想です。
ところが、浮気する心、不倫という行為をただ禁止するだけで止まるものではありません。私は20年以上にわたり3万5000人以上の男女から、恋愛や結婚、夫婦・家族問題についてご相談をお受けしてきました。相談当事者が、恋人以外の女性と浮気した独身男性の場合もあれば、浮気された女性、浮気した独身女性の場合もあれば、妻以外の女性と一度だけ浮気した既婚男性もあれば、継続して浮気を続けている男性、夫に浮気された妻、夫以外の人と浮気している妻の場合もあります。皆様それぞれの立場で悩み、苦しみを抱えていらっしゃいます。他者を愛するがゆえにはからずも他の人たちを傷つけるのが浮気でもありますが、ときには切ない浮気を耳にすることもあります。(私自身の中に「大人の浮気」に寛容な面があることを否定しません。「大人の浮気」にはさまざまな意味が含まれますが、それは別の機会にお伝えします)

人間は多くの場合「浮気する生き物」ですので、これは避けようがないことともいえます。ーーー例として適切ではないかもしれませんが、行きつけでお気に入りのシェフやスタッフがいるスタンダードなレストランがあっても、時には背脂こってりのラーメンを食べたくなったり、超高級レストランで眼下に夜景を眺めながらグラスを傾けたくなる気持ちになるのも浮気の一種かもしれません。

2008年、スウェーデンのカロリンスカ研究所で、スウェーデン国内の双子552組とそのパートナーを調査したところ「バソプレッシン」と呼ばれるホルモンの受容体のうちのひとつ「334」型を持った男性は恋人とのトラブルが多く、恋人の満足度も低かったと報告されています。
この受容体は父母双方から受け継がれますが、「334」を持つ男性は持たない男性に比べて過去1年以内での離婚危機が2倍に上ったという。パソプレッシンを「浮気遺伝子」とする研究者もあります。
 ただし、バソプレッシンが影響するのは男性だけで女性には当てはまらないため、これだけでは、男性(夫)だけでなく、近年増加している女性(妻)の浮気の説明はつきませんし、さらに、人の恋愛感情を遺伝子型だけで説明するのは少々乱暴ですね。さまざまな感情の機微があっての恋愛です。
ラットの実験でも、オスのラットだけに「浮気遺伝子」が認められたという研究結果もあります。

それはさておき、ヒトの浮気原因は、遺伝子型かもしれませんし、現在のパートーナーとの不和が原因となることもありますし、ただ刺激を求める性質から浮気を望む人もいます。押しに弱いため結果的に浮気となる場合もあります。数は多くありませんが、ほんとうに「出会った順番が違っていた」と感じられる切ない思いもあります。いずれにせよ、いつ、何らかのかたちで浮気が起こることは否定できません。

いずれにせよ浮気が起こるなら、せめて年齢制限を設けてはどうでしょう。この年齢制限は女性に設けたいと思います。男性と女性ではリスクが大きく異なるためです。

女性の「浮気適正年齢」は、25歳までと45歳以上。

25〜45歳の間は、よその既婚者や独身者と浮気するのではなく、ご自身の結婚と子育てを行ってください。その理由は、長年、恋愛・結婚にかかわる相談を受けてきた中で、25〜45歳の間に、結婚したいのにできなかった、出産したいのにできなかった、30歳を超えて既婚男性の浮気相手でいたために自身は結婚も出産もできなかったーーーといったさまざまな困難を聞いてきたからです。なかでも、20代から30代後半にかけて浮気をしていた女性がその後既婚男性と別れることになり(それまでは「妻とは離婚するから」等と伝えられた言葉を信じて関係を続け、妊娠しても中絶せざるをえない立場にあるわけですが)、中絶を繰り返したために妊娠できなくなった悲しみも聞いています。その悲しみは、女性の側だけが受ける悲しみです。
もちろん浮気はしないほうがいい。でも、どうしても一人の異性を愛し続けることが困難な場合は、女性の浮気は25歳までの若い年齢のときか、およそ45歳を超え子育てを終えた時期を、「浮気適正年齢」とせざるをえません。いっそ法制化を望む。

浮気を含む恋愛は、それ自体が人を育てるものでもありますため、では25〜45歳の間は人として育たなくていいのか?と揚げ足を取ってくる人もありますので念のため説明しておきますが、自分のために行う恋愛で成長する面はたしかにあります。加えて、結婚と子育ての中で育つものが多くありますし、子育ての中でしか得られない親としての成長もあります。20年間は結婚と子育ての中で成長成熟していただきたいと望みます。

いわゆる「結婚適齢期」が言われなくなって久しいものですが、結婚は何歳でもできます。でも、出産には明確に「旬」があります。生物学的な出産の旬は女性の体力や子宮の状態によっていくらかの個人差はありますが、大切な出産の旬の時期を浮気によって失ってしまうことで取り返しのつかない大きな後悔を抱えている女性がたくさんいらっしゃいます。
人はさまざま異なる環境に生きていますが、時間だけはすべての人に平等です。時間は戻すことができないからこそ「取り返しがつかない」事態となります。だからこそお伝えします。

産経新聞「産経抄」
IMG_0416

毎日新聞「この3冊」
FullSizeRender 3

関連記事

岡山への帰省

いろいろあって娘と岡山の実家へ帰ってきました。 昔むかし私が高校へ通っていたとき毎日乗っていた「吉

記事を読む

インド大使館で「阿波踊り」を踊る

インド大使館は、靖国神社の近くにあります。 インドの駐日大使は、女性です。 インド大使館では、毎

記事を読む

「城島茂」が24歳年下タレントと結婚・・・二回り年下

年の差が大きいと問題が起こる場合もありますが、城島さんの年の差婚は、けっこううまくいくのではないかと

記事を読む

TVタックル収録終わり

2時間にわたる白熱した番組収録でした。放送は3月末頃。 とても明るく清潔な控室です。せっかく、

記事を読む

『CLASSY』コメント出しています

『CLASSY』4月号 いまどきの若い女性たちの恋愛〜別れについて取材を受けてコメント出しまし

記事を読む

『日本の子連れ再婚家庭』ご献本

『日本の子連れ再婚家庭』 新川 てるえ著 太郎次郎エディタス刊 ご献本賜りました。 ステッ

記事を読む

美しく見送ってさしあげたい:川島なお美

川島なお美さんが亡くなられました。享年54歳。 ガン闘病中との報道から、さして日が経たないうちに死

記事を読む

新宿末廣亭の落語

今夜は、ヨネスケ師匠からお招きいただき、娘と二人で新宿末廣亭へお伺い♪ トリの師匠は今まで聴いたこ

記事を読む

「男性とのつきあい方」セミナー

「彼と分かりあいたいのに、分かりあうことができない」「なぜ彼が怒るのか分からない」「どうすれば仲良く

記事を読む

新型コロナPCR検査と抗体検査

東京都はお酒を伴う飲食店の営業時間を9月15日まで22時営業とするよう要請していますが・・・・・

記事を読む

なぜ結婚相談所を開くのか?

2024年3月、結婚相談所「Peach&Marry(ピーチア

boll and chain=妻…

南Q太 先生の最新作!『ボールアンドチェイン』拝受いたしました。

「結婚に向いてる?」Check 1〜15

結婚・同居という生活スタイルに向いている人とそうでない人がいます。「

結婚は人生を豊かにしてくれる

あなたの人生を考えてみましょう。あなたは、どちらかのお家の「息子」「

「ジュニア、伺う」出演

今夜19:00〜放送です。日本の夫婦全般についてお話させていただき、

→もっと見る

PAGE TOP ↑